夏に多い皮膚トラブル
2021年9月9日
<アトピー性皮膚炎(皮膚)>
人と同じようにワンちゃんねこちゃんのアトピー性皮膚炎も珍しくありません。
主な症状は痒みです。皮膚が赤く腫れたり、ベタベタしたり、分厚く黒ずんできたりします。
診断は皮膚検査、血液検査、診断的治療(食餌やお薬の反応を見る)で行います。
飲み薬、注射、食餌療法、外用薬(塗り薬、シャンプー)など様々な物が使われていますが残念ながら完治はとても難しく、うまくコントロールしていくのが目標となります。
最近では治療法も多く選択できるようになりました。様々な治療法を組み合わせて良好なコントロールを目指します。
<外耳炎(皮膚)>
主な症状は耳の痒みです。実際後ろ足で搔いている場合も多いですが片耳が下がっている、頭を振っている時も耳が痒い可能性があります。
耳の中の汚れや臭いをみてあげるのもいいでしょう。(汚れがなくても痒い場合はあります)
原因は酵母菌、細菌、アレルギー、ダニなどが多いです。
外耳道の洗浄や点耳薬(耳の中に入れるお薬)、飲み薬などを使い治療します。
お家では耳を触らせてくれない場合は一度の点耳でしばらく効果があるものを使用します。
*大まかなご説明です。病状はその子によって様々です。詳しくは獣医師とご相談下さい。