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今回はねこちゃんに多い腎臓病、小型犬に多い心臓病です。

2022年9月6日

<慢性腎臓病(泌尿器)>

腎臓という尿を作る臓器が(多くは加齢)弱ってくる病気です。

初期の症状としては“最近お水をよく飲むようになった”“おしっこの量が増えた”などですが、変化が緩やかなことが多いため、気づきにくいと思います。

進行すると食欲不振、嘔吐、体重減少などが見られケイレンを起こすこともあります。

血液検査、尿検査、エコー検査、レントゲン検査などで診断していきます。

治療は検査結果から食餌、お薬、点滴などを選択します。

7歳を過ぎたねこちゃんワンちゃんは血液検査や尿検査を行ってみるのもおすすめです。

<僧帽弁閉鎖不全症(循環器)>

ワンちゃん(特に小型犬)によくみられる心臓の病気です。

心臓の中にある“弁(開き戸のようなもの)”が加齢と共に弱ってしまいます。

症状で多いものは“喉に何か引っかかっているような咳”ですが、“疲れやすい”や“突然の失神”などもあり様々です。無症状でも聴診などで見つかることもあります。

各種検査(聴診などの一般検査、エコー検査、レントゲン検査)で現在の状況、進行の程度をみて治療を選択していきます。